第8回「一条工務店に決めた理由」

この記事は約8分で読めます。

連載形式で綴る家づくり進捗報告の第8回「一条工務店に決めた理由」です。
床暖房ありきの家づくり。
床暖房と言えば一条工務店。
それでも価格的に無理かな?と思っていた中、ついに憧れの一条工務店に心を決めた理由をまとめました。

スポンサーリンク

前回までの家づくりの進捗報告

第1回から第5回

第6回から第10回

第8回「一条工務店に決めた理由」

ハウステクノロジーセンター

一条工務店では、私たちがお世話になった他の2社とは大きく異なる点がありました。
それは自社工場を持ち、床暖房の体験をさせてくれると言う点。

かなり早い段階で、栃木のHTC(ハウステクノロジーセンター)見学の予定は組んで頂きましたが、私の体調の都合で行けなくなってしまった事がありました。
その後担当さんの変更があり、その担当さんとの初めての話し合いの時に、柏のHTC(ハウステクノロジーセンター)に連れて行っていただいたのです。

その段階では、まだ一条工務店からは、なんらかのプランの提案はありませんでした。
ですが、他のメーカーさんとの話し合いは進んでいたので、そちらのお値段を参考に聞かせてほしいとの事。
そこで既にお話を聞いているメーカーさんの提案価格をお伝えした所、「うち意外と安いのかも知れません」と。

私たちは一条工務店への憧れはあったものの、実はお値段的に難しいだろうなと思っていたのです。
ですから話をしている中で、一番お高いメーカーさんが一条工務店です…ともお伝えしていました。

担当さんは、前担当さんから引き継いだ際に、ある程度の希望を聞いており、こんな感じの間取りが近いかな?と言うものを見つけて置いてくれたそうです。
その間取りから算出した価格は、担当さん曰くユニバーサルホームの提案してくれてものと変わらないと。

そんなお値段的な驚きを抱えたままたどり着いたHTC。
そこで初の床暖房を体験しました。

建物の中に大きな冷蔵庫の様な場所を作り、冬の寒さを再現。
その中に更に部屋を作り、一般的な断熱材を入れ、ダブルガラスのアルミと樹脂の複合サッシの窓の部屋と、一条クオリティの断熱材を入れ一条クオリティのトリプルガラスの樹脂サッシの窓の部屋と、二つの部屋が作られていました。

そうして冷蔵庫状態の冬の寒さが体験できるエリアで体を十分に冷やしてから、一般的な断熱材の部屋へ。
中はエアコンの暖房で暖められて、とても暖い状態。
何しろ冷蔵庫からの移動なので、楽園へ足を踏み入れたかのように感じるほど。
それでも担当さんに言われるままに、窓を触ったり、部屋の上部と床付近の温度差を見たりしていると、たしかに窓は冷たさを感じるし、室内の天井と床部分の温度差も結構あるのです。
更には強めにエアコンを入れているから、温風も顔に当たってしまうのです。

続いて再び冷蔵庫を通って、今度は床暖房の部屋へ。
入った瞬間の暖かさの体感は、エアコンの方が強く感じました。
所が実際に部屋の中にいると大変心地いいのです。
更には窓に触れても冷たさを感じませんし、天井と床との温度差が殆どないのにも驚きました。
入った瞬間の体感では「寒くない」と言う感じですが、顔に温風が当たる事もなく、ひだまりのような優しい暖かさが印象的でした。

ブリアールとの出会い

床暖房の体験を終え、体験前よりも更に床暖房が欲しくなった私たちは、その後センター内でキッチンや洗面台など、一条工務店のさまざまな設備の見学をさせて貰いました。

そんな中、一番感動したのがキッチンです。
特にL字型キッチンは作業スペースも広く、一目惚れしてしまったのです。
しかも、そのL字キッチンが標準で入れられると言う事にも驚いてしまいました。
キッチンは一条工務店のオリジナルで、どの引き出しをとっても、使い勝手が良さそうで、フライパンや鍋などもたっぷり収納出来るつくりでした。

更にはキッチンのキッズカウンター
これも一目惚れしてしまいました。
キッズの居ない夫婦二人暮らしではありますが、私がブログ活動をするのにもいいなぁと思える充実装備のカウンターに憧れてしまったのです。

洗面台も同様にオリジナルという事でしたが、私の実家で10年ほど前に建てた家の洗面台よりも、ずっと使い勝手がいいつくりで感動してしまいました。
またタオルラックもついている所も、暮らしやすそうでいいなと思ったのです。

そしてお風呂。
こちらも実家では1.25坪のものだったので、広い方がいいなって思っていたら、なんと一条工務店では標準で1.25坪のお風呂が入ると言うではないですか!

そんな感激の連続の後、センター内の自販機でジュースをご馳走になりながら担当さんとお話をする時間を頂きました。
そこでリビングに土間が欲しい事、ペットの為に工夫したいエリアがある事、勾配天井に化粧梁を入れたい…などの要望をお伝えしました。
更にはカリフォルニアスタイルを希望していて、カバードポーチのようなウッドデッキを作りたい事も。

そんな数々の思いつくままの要望を聞いた担当さんが、「お客様の場合は、iSmartよりもブリアールと言う商品の方が、ご希望に添えると思います」と教えてくれたのです。
なんの疑いも迷いもなく、一条工務店ならiSmartだろうと思っていた私たちは、初めて聞いた商品名に面食らってしまったのです。

所が実際に外観をカタログで拝見した所、カリフォルニアスタイルとは離れてしまうものの、私好みの洋風な印象の可愛いお家だったのです。
南欧風の洋館で、旦那様はどうかな?とドキドキして様子を伺うと、満更でもない様子。

そうしてその日を境に、私たちはブリアールで建てる…と言う前提で話し合いをする事となったのです。

太陽光発電のメリット

そうして一条工務店と話し合いを進める中、ブリアールならではの標準装備に更なる感動を覚えました。
まずは昔から憧れていたオレンジベースのまだらな色使いの屋根。
オールドテラコッタと言うようですが、その瓦が標準で選べるのです。
窓も格子入りのものがあり、縦長の三連窓や、南欧風フラワーボックスや、南欧風霧除など可愛らしい過ぎるものが標準装備。
室内も壁も一面だけですが、レッドバインばりの壁が標準なのも、木の温もりが大好きな私たち夫婦には、大変嬉しいものでした。

ただ打ち合わせを進める中で驚いた事が一つ。
他にもそう言うメーカーさんはあるのかも知れませんが、私たちがお話を伺った他のメーカーさんとの大きな違いがここでも一つあったのです。
それは他社さんはきちんと図面や外観の画像を出した上で、最終見積もりをくれるのに対し、一条工務店では契約前には一切図面を作らないと言う点です。

ですので最終見積もりの金額などはきちんとした用紙で出してくれるのですが、外観のイメージや間取りは、担当さんの手書きのものだったのです。

おそらくその点に関してはマイナスポイントです。
他社と比較した時、一条工務店の最終見積もりがクオリティ的には一番残念な仕上がりでした。
それでも私たちは一条工務店の魅力に抗えませんでした。
その魅力が充実した標準装備と、床暖房、そして太陽光発電のシステムでした。

太陽光発電に関しては、旦那様は大変興味があったのに、他のメーカーさんは「昔のように売電価格が高くないので、今から建てる方には太陽光はオススメしません」と言う対応でした。
だから太陽光発電は諦めるしかないかな?と話していたのですが、一条工務店は真逆の対応
むしろ太陽光発電ありきで考えてくれていたのです。

しかも私たちの希望の間取りに乗せられる太陽光と、同じだけ太陽光が搭載されておるお宅の発電量をモニターで見せて貰えた事も、太陽光発電への魅力を感じる大きなポイントになりました。
口でいくら〇〇円分は太陽光発電で補えるので…と言われてもそれまで。
けれどしっかりとしたデータを見せて貰えたことで、家を建てた後の暮らしの中で、太陽光発電がどんな役割を果たしてくれるのか、それをしっかりイメージ出来たように思います。

更には契約時、一条工務店のキャンペーンで太陽光がお得に搭載出来る上に、オリジナルの蓄電池までついてくると言う時期だったのです。
そうしてすっかり太陽光発電にも魅せられた頃、一条工務店からは太陽光発電込みで23坪、2500万円と提案されたのです。

最終決定

魅力満載の一条工務店。
お値段も予算と考えていたくらいで建てられる。
そうなると迷う事はないはずなのですが、実はここでも少し迷ったのです。
それはリアルウッドの担当さんがとても親身になってくれていたから。

特に旦那様は担当さんととても仲良くしていて、お互い自分で図面を引いて間取りを考えて…と言うことをしていたので、よく話が盛り上がっていたのです。
だから旦那様的には、心情としてリアルウッド、でも装備やその他の魅力は一条工務店
そう悩んでいたようです。

そんな彼の心を動かしたのが、私の一押しだったと思います。
リアルウッドさんには確かに恩を感じていました。
とてもよくして頂いたと思います。
それでも一条工務店だけだったのです。
こちらの要望をそのまま間取りに反映してくれたのは。

他の2社の担当さんの対応は、「こうした方が暮らしやすい」と言うプロ目線の親切だったのかもしれません。
それでもこちらの要望より、そう言うプロ目線の変更が多く、希望を反映して貰えない事がずっと引っかかっていて。
それに何よりキッチンなどのオリジナル設備の素晴らしさも、他では味わえない感動だったからです。

圧倒的にリアルウッドがお安いと言うのであれば、もっと旦那様と話し合ったと思います。
所が、何故か一条工務店の方が価格がお安くなってしまった事が、私の中の天秤を大きく傾けてくれました。
出来る限り旦那様の希望を優先したいと考えて来ましたが、ここだけは「私は一条工務店がいいな」とはっきり希望を伝えることにしたのです。

そうして2020年8月。
無事に一条工務店と契約する事が出来たのです。

関連記事

この先の家づくり進捗報告

タイトルとURLをコピーしました