床暖房をの導入したい理由、標準で床暖房に対応しているメーカさんなど、床暖房へのこだわりをまとめました。
床暖房を導入したい理由
暖房器具にも色々なものがあります。
一般的にはエアコンの暖房、ホットカーペット、こたつ、蓄熱暖房器、ファンヒーターなど。
そんな中でも床暖房にこだわりたいと思った理由をあげて行きたいと思います。
家の中全部が同じ温度
個人的には見た目のおしゃれさも含めて、薪ストーブにも憧れはありました。
それでも床暖房がいいなと思った一番の理由は、全ての部屋の温度が同じであること。
平屋であまり仕切られた空間のない家づくりを目指しているものの、やはりトイレやお風呂など、温度差を感じるエリアはどうしてもできてしまうはず。
私の現在住んでいる家では、浴室に暖房を入れることで、なんとか冬のお風呂の寒さをしのいでいます。
そんな寒さ対策として、床暖房は有効だろうと考えました。
メーカーによって、浴室にも床暖房が対応の場合と、脱衣所までの場合とあるようです。
それでも最近の家の気密性を考えたら、お風呂に入るときに寒さをあまり感じずに住むのではないか?と期待しています。
ちなみに先程お風呂に暖房を入れて凌ぐ…とご説明した我が家ですが、築13年の家です。
蓄熱式暖房機を導入してはいるものの、仕切られてしまう他のエルアにはなかなか暖房効果は届かず。
そこまで古くないため、気密性もびっくりする程悪いということもないと思います。
それでも北関東の冬はなかなか寒いという事ですね。
その点床暖房であれば、仕切りは関係なく、床一面から温めてくれるという利点があります。
室内全体が暖かくなるから
床暖房ってホットカーペットとは全然違うということをご存知でしょうか?
私もよく知らないまま全館床暖房に憧れていました。
女性は冷え性で足元から冷えるから、足元が温かいのがいいな…と。
ところが床暖房というのは、ホットカーペットとは違い触れている部分が温かい訳ではないそうです。
床暖房の輻射熱が、室内全体を快適な暖かさにしてくれるというものなんだとか。
だから床に触れている部分だけが温かいのではなく、室内全体の空気が温かい。
大変理想的な暖房だなと思ったからです。
実際に床暖房をユニバーサルホームで導入されている方にお話を伺ったところ、床暖房がしっかり機能するまでの数日はエアコンで温めるものの、動き出してしまえば、その後は床暖房のみの暖房で問題なく冬を越せるとのことでした。
住んでいると「寒くない」くらいの感覚になるそうですが、来客があると「温かいね」と皆驚いてくれるそうです。
そんな風に実際に床暖房のある暮らしをしている方のお話を聞くと、ますます床暖房へのこだわりの気持ちが強くなったように感じました。
ペットに優しい暖房
犬と猫と暮らしたいと考えている私たちにとって、ペットの快適な生活は家を建てるうえでの大切な要素。
自分たちの生活の快適さはもちろん、物言わぬあの子たちが快適に安全に過ごせる環境づくりを目指したいのです。
そんな彼らの生活を考えたうえでも、薪ストーブよりも安全で快適なのは、やはり床暖房なんじゃないかと思ったからです。
もちろん薪ストーブであっても、ペットの安全に配慮する対策はいくらでも取れると思います。
それでもひだまりの暖かさが好きな猫が、好きな床で眠れるのは素敵だなと思いました。
一条工務店で体感した床暖房の実力
一条工務店にはハウステクノロジーセンターというものがあります。
一条工務店でお話を聞かせて貰っているうちに、一度ハウステクノロジーセンターをご案内しますという流れになりました。
機能がいいのは承知の上で訪ねていたので、正直「遠くて大変そうだし、別にいいのにな」と、乗り物酔いがひどく、車での長距離移動が苦手な私は思っていました。
ところが実際に行ってみて驚きました。
なんとそこでは温かい季節でも、真冬の床暖房の実力を体験出来る場所だったのです。
建物の中に建物をつくり、そこを冷房で真冬の温度に設定。
更にその寒いエリアの中に2つの部屋を用意してあるのです。
一つは一般の平均的な断熱性能の部屋をエアコンで温めた部屋。
もう一つは一条工務店の断熱性能を持ち、一条工務店のトリプルガラスの樹脂サッシの窓で、床には床暖房が搭載された部屋。
最初に案内されたのが一般的な住宅をイメージして作られた部屋でしたが、真冬の状態から来たのでとてもあたたかいのです。
ただある程度中にいて床に座っていると足元がスースーする感じがありました。
逆に高い位置にある顔だけが火照ってしまう感じでした。
そして室内には高さを変えて3つの温度計が置かれており、それぞれの高さでの温度を表示。
その温度計によると、天井付近と床付近での温度差が大変大きいのです。
次に入ったのが床暖房の部屋。
こちらは驚くことに、通常の暖房の部屋程入った瞬間ほど温かさを感じないのです。
寒くはないけど…という程度。
所が、顔だけが火照るということもなく、次第に体全体が心地よくポカポカしてきたのです。
そうそう、こういう温かさを求めていたの!
体感した私たちは、大変感動してしまい、もう床暖房なしでは家を考えられないと思ったのです。
床暖房が標準装備のメーカー
工務店さん系は写真を見る限り、おしゃれな薪ストーブ対応な所が多いような印象。
一方ハウスメーカーさんも、高気密・高断熱で温かい家づくり…ということを書かれていても、床暖房を標準装備しているメーカーさんは少ないように感じました。
全てのメーカーさんを調べている訳ではないので、まだ情報が足りない部分もありますが、現段階で私たちが把握している中で、床暖房が標準装備だったメーカーさんをご紹介したいと思います。
一条工務店
一条工務店は床暖房が標準装備。
しかも浴室の洗い場まで床暖房が張り巡らされているという仕様。
ただiシリーズは標準なのですが、私たちの建てるブリアールはオプション扱いでした。
担当さんの話によると、「一条工務店で建てて床暖房をつけない人は殆どいない」との事で、良心的な価格で導入可能でした。
玄関以外に土間空間を作った場合はどうなるのか?と気になりますよね。
標準で床暖房があるiシリーズでも、土間に関してはオプション扱いになるそうです。
私たちの家の間取りでは、リビングに土間を入れて貰っているので、オプションで土間にも床暖房を入れて頂くことになっています。
また気になる床暖房の光熱費ですが、真冬の一番電気代のかかる時期でも、2万円を超えることなく使えているというお客様のデータを見せて頂きました。
ここまで電気料金がおさえられるのも、高気密校断熱の一条工務店だからこそ…なんだとか。
搭載にかかる費用だけでなく、実際に導入した事で電気代がどうなるのか?
これは住む人にとっては大変気になる所でしたので、しっかりとデータを確認させて頂けたのは、安心要素となりました。
⇒一条工務店(公式)
ユニバーサルホーム(リアルウッド)
リアルウッドの自由設計ユニバーサルホーム。
こちらも床暖房が標準装備となります。
作り方が一条工務店とは違うため、こちらは土間を作っても標準で床暖房ありの仕様。
逆に浴室は脱衣所までは床暖房ありですが、洗い場には床暖房はありません。
高気密・高断熱にしあげてあるので、脱衣所までの床暖房でも入浴時は十分温かいとのことでした。
またSRC基礎という特殊な基礎を用いているため、蓄熱効果もあり床暖房とは好相性なのではないかと思います。
電気代に関しては、OBさん宅にお邪魔してお伺いした所、冬の一番電気代がかかる時で2万円を少し超えるくらいとの事でした。
また一条工務店との大きな違いは床暖房が機能するまでにかかる時間だと思います。
こちらは基礎に床暖房のパイプが張り巡らせてあるため、蓄熱効果はありますがあたたまるまでに時間を要するそうです。
3日くらいして温かさを体感出来るようになるため、使い始めのタイミングが難しいとOBさんに教えて頂きました。
対して一条工務店では、床のすぐ下にパイプがあるため、8時間程度で温かさを体感出来るようです。
⇒ユニバーサルホーム(公式)
その他のこだわり
- 平屋であること
- 勾配天井であること
- 小屋裏空間があること
- リビングに土間があること